妊活卒業の日
ご報告
このコラムを書いている今日、私の長い長い妊活にピリオドを打ちました。
(アップされる頃には日が経っているでしょうけれど)
終盤、私は採卵しても卵が採れなくなり、その後は体調を整えて凍結した卵を移植するステージにいました。といってもいくつも卵があったわけではなく限りがあり、今回がその最後の移植でした。「泣いても笑ってもこれで最後」そう腹を括って迎えた卒業の日。
この一年は人に隠すこともなく、応援もしてもらえて気持ちはずいぶん楽になっていました。でもその分、「残念だけど、妊娠できなかったね」と先生に言われた時には頭が真っ白になり、『あーこれまで励ましてくれてた人たちに申し訳ないな…』という気持ちに駆られました。
「Minotteというブランドを立ち上げた私が、妊娠できなかったら商品価値が落ちるかな…」ある時の会議でチームメンバーにポロっと言ってしまったら、みんなが「え!そんなプレッシャー感じなくていいですよ!」と、温かい言葉をたくさんかけてくれて、ホッとして泣きそうになったのもつい先日。きっとメンバーはこのコラムで初めて結果を知ることでしょう。みんな、ごめんなさい。
「妊活のやめ時は子供を授かった時」では必ずしもない
第一子の子育てに少し慣れて、娘が2歳の時から始めた第二子妊活。私の終点は第二子妊娠だと信じて疑うことはありませんでした。
「こんなに頑張ってるし、こんなに長いことやってるし、そんな私が妊娠しないわけない」どこかでそんなおごった気持ちもあった気がします。まさか私が授かれずに妊活を終えるとは…
結果発表の当日はゆっくり寝ることも出来ず、朝早く起きて、洗濯をして、常にワーストシナリオを考える私は、何度も何度もできなかった時のシミュレーションをして、どうなっても冷静でいれるようイメージしていました。ダメでも納得いくだろう、むしろ『もう頑張らなくていい』とホッとするかも、なんて思いながら…
でもでもやっぱり悔しさ、虚しさ、情けなさで、ジワーっと涙が出て、クリニックを飛び出て泣いてしまいました。
私は妊娠という形で妊活を終えれなかったけれど、これまでの努力は無駄ではなかったと思いたいし、この経験があってこそ気づけたことも沢山あるはず。
全ての結果には意味がある〜これからは人のために〜
今晩お会いした方に「全ての結果には意味があるんだよ。」と言われ、心から報われました。
3年に渡り頑張った不妊治療、『こんなだったらやらなかったらよかった』ではなく、この結果だったからこそできるプラスのことを考えたいと今は思います!
娘には兄弟姉妹がいた方がいいんじゃないかとやってきた治療。でもきっとこの結果は、娘は一人っ子であるべきだったということなんだ、一人っ子の方がいいんだというお導きなんだろうなと納得できました。
ただ、正直やはり後悔はあるわけです。もっと早くからやればよかったな、もっと気をつけておけばよかったな、もっと出来たことあったんじゃない?ってこと。
だから私はこれから妊活を考える、まだ色々手探りで不安と期待でいっぱいの女性の未来をより良いものにするお手伝い側にまわります。私だから分かること、あるはずだと信じています。不妊治療中の皆さん、妊娠中の皆さん、産後トラブルに悩む皆さん、または私のように不妊治療を卒業し少し気分が落ち込んでしまっている方、私はMinotteを通じてみなさんを心からサポートします。私たち女性みんなが健やかで幸せな日々をどのステージでも過ごせますように。
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※”Minotte“とは変化の多い大人の女性に寄り添う、フードブランド。妊活中・妊娠中・産後のお悩みを、Minotteの考える必要な栄養素+Minotteの考える効果的な漢方素材+Minotteの考える食べ物としての美味しさ・楽しさで解決してもらえるようにという願いを込め作られました。